●SP001 大洋薬品/BANFF PUMA CUP 2007 本大会出場記念特集
赤い集団 いよいよ全国に見参
「日本初のプロフットサルクラブ」「大洋薬品オーシャンアリーナ」「日本リーグ参入決定」
方向性やインフラなどにどんどん注目が集まる中、その実、チームに関してはまだあまり語られることがない現状の中、関係者の方々による快い取材協力により、今回様々な方に取材をさせて頂くことが出来ました
全国的に注目が集まるチームの中で、今回は初のプロチームに招聘された、眞境名 オスカー監督とキャプテンを務める北原 亘選手の2名へのロングインタビューを敢行。どうぞお楽しみ下さい。
オスカー監督・インタビュー 06.12.24(選手権後に開催された、東海リーグ第8節の試合会場にて)
ーまず、本日の結果からお願いします
選手権予選の準決勝と同じ組み合わせだったけど、(開始直後から)チャンスを外してしまったことで(チーム全員が)慌ててしまい厳しい試合になってしまった。終盤4-2となってからも流れをうまく修正できたとは言えないし、最後まで同じような展開が続いてしまった。
戦術的には、北原、難波田、上澤、この3人がベッキだけど、北原のケガもあってローテーションがうまくいかなかった。ディフェンスの選手が2人しかいなくなったから。スコアが「4-3」になったのもその2人を休ませるために交替した時にもらったものだから。
まぁ、そう意味では全体的に運が悪かったけど、ディフェンス面での改善をしなければいけない。
チーム全体としても調子は良くなかった。今までで一番悪いといってもいいぐらい酷かったんじゃない?
ただ逆に、そんな出来でも負けなかったのはいい事だと思う。全国にいけばもっと厳しくなるから、ここでそういった経験ができたのは収穫といってもいいんじゃないかな。
ー9月頃はまだチームとしての戦術までは着手できてないとおっしゃっていましたが、現状ではどうですか?
練習を積み重ねることで段々良くはなっているが、主力のケガが多かったのが誤算だった。
ケガから復帰しても、すぐ次の誰かが故障してしまうなんて状況が続いて、フルメンバーでのセットがなかなかできない。
まぁ仕方ない事だから、これからやっていく。
それよりメンタル面での強化が思ったほど進んでないのが気になるね。
来年からメンタルコーチ来る事になってるからそれで良くなればいい。うまくいかない時に踏ん張る力はどんなスポーツのどんなレベルでもメンタルの出来で変わってくる。トヨタカップのインテルしかり、世界バレーのブラジルをみても解る。選手とってセンス(技術)はあくまでもプラスアルファのもので、まず「気合い」が絶対必要なこと。
一度の負けから立ち直る事や、あらうゆる切り替えが必要や時などはメンタルの強さがものを言う。
プロチームなので結果が出なければクビにもなる。そうならない前に意識を変えて欲しい。
クビになってからその事に気付いたってそれはもう遅い事なんだ。
いろんな事で、やはり見られている立場なので自分もそうだが選手には責任を感じて欲しい。
ー選手の選考や管理での監督としての苦悩は?
前所属のチームでは主力としてやってきた選手ばかりだから、当然それぞれの培ってきたフットサルがあって、そうしたことの主張も強い。プレーにも癖があるし。
だからチームとしてのまとまり、団結に時間がかかっている。このチームのやり方に早く馴染んでほしい。たとえ最初はミスをするかもしれないが、このチーム戦術をやってほしい。
まぁ、これは時間が解決することだと思ってるから、特には心配してないけど。
ーこれから全国にむけての課題、アプローチは?
来年早々には合宿もあるから、そこで多くの時間を共有してチームワークをもっと深めていければと思ってる。あと、メンタルの事など同じ事だけど、やっぱり選手は時折忘れるもの。だから、何度でも僕たちコーチ陣はいっていかなくちゃね。
北原キャプテン インタビュー 06.12.24(同じく選手権出場が決まった後の東海リーグ第8節試合会場にて)
ー今日の試合の結果について(vs Mato Grosso戦 ※4-3で勝利するも最後まで苦戦したゲーム)
東海リーグ優勝にむけて勝てた事は大きかったが、決める所で決められなかったし、試合運びの面でもチームとして統一できていなかった。終盤まで接戦でもつれる展開の経験がこのチームでは少ないから、そういった状況に慣れていなくて、統一意識が持てなかった。
ーそれはプロチームということでのプレッシャーや責任感がプレー内容と関係しているのか?
このチームでは勝つ事が至上命題であり、更に大量得点を狙うというテーマがあるから、この日のように僅差のリードで終盤をむかえた時に「点を取るのか」、「守りきるのか」という判断が各選手でバラバラになってしまうところがある。
まぁ、やっぱり点を取りに行かなきゃっていうプレッシャーは大きいですね。まだチームがひとつになりきれていないということです。
ーそうした課題を抱えるチームでのキャプテンとしての役割は?
キャプテンとして前に出て引っ張るというより、監督・コーチの考えの元でチームがひとつになればいいと思う。その手助けができればという感じですよ。
ー前所属チームと大洋薬品/BANFFではスタイルが全く違うと思いますが?
正直、最初にこのチームに来て自分の役割に戸惑いを感じた面もあった。
監督からの要求はディフェンス面でがんばって欲しいと言われたが、前のチームでは攻撃をまかせられてたし、動き方ひとつでも戸惑いがあったが、今はチームが勝てればいいのでその為に自分が何ができるかを考えています。 関東の選手からも「プレースタイルが変わったね」とよく言われますよ。
以前は自分で流れを作るタイプだったんですが、今は周りの流れに合わせるようになりましたね。スペースを開ける為に走ったりバランスを取ったりという感じです。
ーそういったプレーは好き・嫌いで言うと?
正直なところ、仕事として割り切ってるかなぁ。与えられた役割(ディフェンス)に徹してる。個人的にはもうちょっと目立ちたいというのもあるけど・・
今まではフットサルを「趣味」として捉えていたんですが、これからは仕事ですから、プレーを楽しむより結果を最重要視しなければいけないですね。
ー最後に、前所属チームも全国選手権に出場を決め対戦の可能性もあるが?
ホントにやりたくないです。小学校から一緒にやっていたメンバ−もいますし、同じ目標としていた日本一を懸けてやりたくないですね。どっちかが負けなきゃいけないわけですから。もしやるなら東京に行ってからがいいかなぁ。
※文中で「前所属チーム」と略されている、「GINZA de FUTSAL BOTSWANA FC MEGURO」とは、その後、1/27舞洲アリーナで行われる選手権第1ラウンドの3戦目での対戦が決定した。お互い2戦を消化し、おそらく決勝ラウンドへの椅子をかけた大切な試合になるだろう
今回、監督、キャプテンという重要なポジションにつく2名へのインタビューを敢行することが出来た。
実は大洋薬品/BANFFへのインタビューは、以前に冨田マネージャーにより「広報を通じてお願いね」という話を頂いていた訳だが、会場でご挨拶に伺った櫻井GMから、「どうぞどうぞ、今みんなに聞いちゃってよ」と驚くほどの気さくな対応をされてしまい、ほぼ全員からのコメントをもらうことが出来た。
一人一人ロビーで捕まえては「おい、もう答えたか?まだならコメントしておけよ」とずっと同席して頂いたことに凄く感謝しています。
何より驚いたのは、以前たった一度しかお会いしていないにもかかわらず
「お!?髪切った?」
という、恐るべき記憶力を目の当たりにして、「日本初の」という取り組みを牽引する人間力のほんの僅かでも目の当たりに出来たことを光栄に思う。
櫻井GM、オスカー監督、北原選手ほか選手、スタッフの皆様、暖かいご協力本当にありがとうございました。
全国でのご活躍をお祈りしています。
櫻井 嘉人/GM コメント (写真右No5.ボラと)
今度の選手権は過去11回の中でも一番レベルの高い大会になると思いますが、そのなかで勝利を勝ち取って我々がチャンピオンである事を示したいと思います。
それぞれが前所属チームで中心選手だったメンバーが多く、そのタレント性に注目があつまるチーム構成の中
選手権、東海リーグと数試合を観戦し、私はある選手に注目をしている。
No.7上澤選手と、No.14ラファエル選手の2名である。何が?と言われれば「全国で注目してください」としか言いようがない。
ないのであるが、あえて書くとすれば、これだけのタレントをそろえて活動すれば、いくら「チーム力」を謳ったとしても、どうしても選手個人の能力と同時に「エゴ」が出てしまうことも充分あり得る。その全員の「エゴ」を「中和」させているのが、No.7の上澤選手ではないかと感じたわけである。
各選手の個性がバシバシと出てくる試合の中で、一人飄々とプレイを続ける。お互いがプレイの妥協を許さず、ワンプレイを怒鳴り合うような試合の中で、どちらかというとそういう気持ちを「ぶつけられる」回数が多い。
では、控えめにプレイしているかというと、緊迫した試合では力ずくになりがちな大洋薬品/BANFFのゲームの中で、驚くようなタイミングでシュートを放ったり、パワーパワーという流れの中で、急に「タイミング」をずらしたりと、とてもクレバーな所を魅せる選手なのだ。
それも飄々と・・
対してNo.14ラファエル選手は、モチベーションを全面に押し出してプレイする。中腰で、ちょっと頭を後ろにそらし、見下ろすように相手を視界に捉えた構えは彼独特のスタイルで、さもメンタルの強さを発散させているかのように映る。相手の中心選手の得意なプレイには、さも「気に入らない」と言わんばかりに食らいつく。ファール覚悟でもがっつり行く。
ボラ、マルキーニョス、森岡と豊富なアタッカー陣に注目が集まる中、悪い流れを止めるのは、意外に彼らが出ている時間のように見えた
失礼な言い方かも知れないが、他の選手達ほど「スター性」はないかも知れない彼らのプレイが、実は高いレベルのフットサルでは、縁の下での力持ちになっているのかも知れない。
全国ではこの2人にも注目をしていきたいと思う
どうしても一般的にはこの2人↓に注目が集まりがちなのは当然であるのだけれど・・確かに強力ですよ。ボラとマルキーニョス
【コメント】
眞境名 オスカー / 監督
名古屋に来てもう8ヶ月になるけど「何の為にここへ来たのか」という気持ちを見つめ直せば、それはやはり勝つ為に来た。各地域から強豪がでてくるけど、プロチームとして全国にすごいイメージを残したいしスポンサーをはじめ応援してくれる方々に感謝の気持ちを示すためにも優勝という結果を残したい
北原 亘 / 3 ・キャプテン
東海地区の代表として全国制覇を目指してがんばってきます。大阪はそんなに遠くないですから、ぜひ会場に足を運んで応援をしてください
定永 久男 / 1
どんな点差でもいいから勝てるように自分が出来る事を精一杯やろうと思います。
それによって結果がついてくると思うし、まずは一戦一戦、一歩一歩がんばっていこうと思います
難波田 治 / 4
目標は優勝ですが、初戦から一戦一戦大事に戦っていきたいと思います
ボラ / 5
全国選手権では、初のプロチームとしていい結果を残したい。その為に全力を尽くしてがんばってきます
宮沢 孝 / 6
一戦一戦を100%の力でがんばっていきたいと思います。ぜひ応援に来てください
上澤 貴憲 / 7
個人的にもチーム的にもまだ課題はあるが、大会前の合宿などで修正して一生懸命がんばりたいです
松宮 充義 / 8
チームとしては優勝できるように、個人的には点に絡んでいけるようにやっていきたいです
森岡 薫 / 9
プロとしてやっている以上結果を残さなければいけないから、しっかりと優勝してインターコンチネンタルに出場できるようにがんばっていきたいと思います
豊島 明 / 10
いい結果が出せるようにがんばります
マルキーニョス / 11
今大会での目標は1位になることだけ、2位は後で振り返っても誰も憶えてない事だから。優勝するためにがんばってきます
山田 マルコス ユウジ / 12
最後まで精一杯がんばります
山田 ラファエル ユウゴ / 14
がんばってきます、よろしくお願いします
野島 倫 / 15
選手権ではチームとしてのまとまりを見せて勝ちたいです
杉山 哲一 / 16
全国選手権は自分としては2度目となるんですが、万全の態勢を整えて優勝を狙いたいです。
チームとしてもっとまとまって、皆さんにいい試合を見せられるようにがんばりたいと思います
宮崎 陽子 / スタッフ
チームをサポートしていけるようにがんばります
【戦歴】
愛知県大会(準々決勝から出場) ※上位2チームが県大会に進出
準々決勝 ○ vs BANFF NAGOYA 5-0
準決勝 ○ vs ART/とまと 10-0
決勝戦 ○ vs CASCAVEL AICHI 5-0
東海地域大会 ※上位2チームが全国大会へ進出
1回戦 ○ vs レインボー垂井FUTSAL CLUB (岐阜2位)12-0
準決勝 ○ vs vs Mato Grosso/Frontier FC (静岡1位)7-4
決勝戦 ○ vs vs Praia Grande (静岡2位)3-2
PUMA CUP 2007全日本フットサル選手権
vs 神戸大学フットサル部FORCA ○3-0
vs JOY FC ○8-3
vs GINZA de FUTSAL BOTSWANA FC MEGURO ○3-2
準々決勝
vs DEAR BOYS ○5-0
準々決勝
vs FIRE FOX
