2007年2月 3日

●コラム001 もうひとつの「PUMA 」CUP -前日大胆予想-

明日、PUMA CUP2007のチャンピオンが決まる
大洋薬品/BANFFと府中アスレティックフットボールクラブの頂上決戦
と、その前にもうひとつの頂上決戦が行われる
3位決定戦と名付けられたその試合は、双方がPUMAをユニフォームサプライヤーに持つ東西の雄
西のMAG'S FUTSAL CLUBと東のFIRE FOX
PUMA CUP最終日のPUMA決戦である

双方が準決勝を勝ち抜けていれば決勝で相まみえ、どちらかのみなら実現しなかったマッチメイク
奇しくも双方が準決勝敗退という喜ばしくはない結果により実現と相成った
さて、予想をしよう
結論から言うと、FIRE FOXに勝利のピューマは微笑む。後に述べるが勝負の流れとはそういうものだ
準決勝の終え方からして、もう絶対の自信を持って言える
先に大洋薬品/BANFFとの対戦を済ませたFIRE FOXは、おそらくいつもとは若干戦略を変更し、攻撃的に大洋薬品に挑んだ
私にはそう見えた。
結局、予想なんていうものは誰もの主観であるから、そう見えたというのが重要だ
FIREは本来の持ち味である、じっくり腰の据わった戦い方でなく、かなり前方からのプレスを仕掛ける事で大洋薬品の意表を突いた
大洋薬品もこれは予想だにしなかった事だと思う。ばたつき具合でそれはわかる
それで彼らが手に入れたものは「先制点」
ばたつく大洋薬品サイドを尻目に、前半僅か2分で1点を奪うことに成功する
前からの正確なプレスは、ここまでの試合で大洋薬品の力を見せつけることになった「ボールポゼッション」を下げることに成功する
が、イレギュラーはイレギュラーに違いはないわけで
結局、11分にマルキーニョスに同点ゴールを許すと、後半マルキーニョスのハットトリックを含む3点を加えられ、1-4と逆転されてしまう
終盤、伊藤をゴレイロに起用しパワープレーで1点を返すが反撃もそこまで。4-2の敗退となった
サポーター席からは「見せろよ!」の叱咤も飛ぶ
本来の自分達の戦い方を変えて挑んだ結果がこれである
おそらく「不完全燃焼」に違いない
対するMAG'Sは前半に府中 小山、完山、宮田と連続して得点を許し、なんと0-3で前半を折り返す
ゲーム支配率も完全に府中にあり、時折岸本を起点とした鋭いカウンターを見せるが得点までは至らず、このまま終わっていくかにも見えた
が、ハーフタイムを挟みMAG'Sが息を吹き返す
後半開始そうそう、岸本のパワープレーでスタートした立ち上がりで3-1と追い上げると、パワープレーを間に挟みそこから驚異の追い上げを見せ、第2PKを含む連続得点で4-4と追いついてしまう
前半とは打って変わり、後半は完全にMAG'Sがポゼッションを握る
岸本が起点となり、西村、鈴木、原田などの切れ味のある攻撃で幾度となく府中ゴールを脅かす
結果、延長までもつれ込んだゲームは42分、第2PKをしっかりと打ち込んだ府中完山のゴールで5-4と幕を閉じた
非常に興味深かったのは、全得点9のうちなんと8点までもが西側のゴールによって得点されている事
そんなことは偶然かもしれない。が、偶然の積み重ねはもしかしたら必然だったのかも知れない
西側においてはゴール裏は壁となり、電光掲示板が掲げられていることからゴール後ろの奥行きを感じさせない
片や東側ゴール裏は2F観客席もあり、西側と比べるとゴール後ろに奥行きが感じられる
この視覚的な違いが、シュートまでに至る選手の感覚に違いを与えてしまったかのように同方向の攻撃に得点は偏った
延長戦に入る時も、選手もこれを感じたのか、はたまた無意識なのか、府中がそちらの陣地を取りそして延長前半のゴールで勝負を決した。
話を元に戻そう
MAG'Sは後半以降、素晴らしい追い上げを見せた。時折繰り出す変化に富んだカウンターは何度も府中ベンチをひやりとさせた
延長までもつれ込み、残念ながら勝敗こそ落としたが、3点のビハインドを追い上げ、勝負を延長までもつれ込ませた戦いは彼ら本来の戦い方に違いない
負けてもなお「完全燃焼」と言えるだろう
きっと何か感触を得た事と思う
だからこそ明日のPUMA決戦はFIRE FOXに傾くと思う
それが勝負の流れというものだ
不完全燃焼のFIREと完全燃焼のMAG'S
勝ち負けというのは、結局負けず嫌いで諦めの悪い者達によって争われる
それでもまだどん欲になれるほど不完全燃焼でなければ、連日の戦いへのモチベーションは持続できない
MAG'Sは負けはしたが、満足の出来る戦いを繰り広げた。言い換えれば「繰り広げてしまった」
FIREはそこまで大洋薬品を苦しめてはいないし、まだ自分達のフットサルを見せていない
もう一度言う。明日はFIREに風が吹く
と思う・・
舞洲ラウンドでも、同様の流れは見えた。
初日ふがいない戦いをしてしまったボツワナは、その空腹感から2日目に大洋薬品を追い込み、その空腹感を満たそうと出来た。
東海から初出場のPraiaGrandeは初日に勝てる試合を引き分け、その不完全燃焼を2日目のプレデターにぶつける事で前年度覇者を破るというディープインパクトを与えた。
施設から出場のYAMANOYAは初日の緊張感に自分達のフットサルが出来なかった事を悔やみ、2日目には打って変わったような、気持ちがほとばしるようなプレイを演じて見せた
勝負のモチベーションとはそういうものでもあると思う
だから明日はFIREというのが順当な流れ
MAG'Sの皆さんごめんなさい。それでも勝てば、見当違いな予想だったと反省します
そして、関西の実力が本物であると、本当の意味で証明できる事だと思います
こんな予想は邪道でしょう
でも、こんな予想の仕方も出来るからこそ、勝負って本当に面白い
明日は名門FIRE FOXの、グループを2位通過という不本意な成績で勝ち上がってきたFIRE FOXの
不完全燃焼の燃えカスがしっかり燃える日になるという気がします
結果には責任を負いかねますが・・・
こんな予想もあり。だと思いませんか?
え?小宮山選手が累積で出場できないって?・・・それは先に言わないと。

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