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2008年3月17日

080317 地域チャンピオンズリーグ取材後記 -それぞれの想い-

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優勝が決まり、抱き合う7番佐々木と9番菅原(D.C旭川)

D.C Asahikawa Futsal Clubの優勝で幕を下ろした第8回地域チャンピオンズリーグ。
余談ではあるが、2年ぶり2度目の優勝を果たした、このD.Cというチームは、北海道だけでなく全国でもでも名の知れた、『divertido S.S.P』と『ASチーフス』という2チームが合併し、その後この『D.C Asahikawa FC』と『AFC』に別れたという経緯を持つ(現在AFCはD.CのBチームという模様。)
このdivertido S.S.Pの『S.S.P』と言うのは、Sugawara Sasaki Projectの頭文字だと、以前何かで聞いた事を、冒頭の写真を見て思い出す。
そのdivertido S.S.Pで出場した過去のPUMA CUPでのワンシーン、TVインタビューでの、チームの見所は?という質問に、「9番菅原の左足と、・・の歌声です。」と笑いながら自らをアピールした彼の左足は、またもや今回、決勝戦という大舞台での、先制点と決勝点という、いずれも値千金のゴールを叩き出した。
FリーグにはFリーグの。地域チャンピオンズリーグには、地域チャンピオンズリーグの見所が確かにある。
今シーズンが終わった今、改めて同大会、しかも決勝戦の後の風景を振り返ってみた。

決勝のカードとなったD.CとJOY FUTSAL CLUB KIMURA SPORTS(以下JOY)という組み合わせは、実はつい2週間前にも、高知で行われた『PUMA CUP2008 全日本フットサル選手権』の予選ラウンドで実現している。

予選ラウンド第3試合となったこの試合では、D.Cは前日の試合(ジュビロ磐田戦)で受けたレッドカードにより出場停止となったGK安部を欠き、この試合では開始早々から9菅原をGKに据えての終始パワープレーを行い、対するJOYは主力である大谷兄弟が悲しい不幸の為欠場と、両チームとも万全とは言えない状態での戦いとなっている。
結果は、壮絶な乱打戦の末、残り0秒でのJOYのゴールが無効と判断され、1点届かず11-10でD.Cの勝利に終わるも、ブロック通過は湘南ベルマーレ(以下湘南)となり両チーム予選ラウンド敗退となった。
湘南との対戦結果を見ても、両チームとも2-7とまさしく互角のチーム力だったと言えよう。

今回、地域チャンピオンズリーグの決勝戦という舞台で、D.CはGK安部を、JOYは大谷兄弟を加え、ほぼ完全な状態での再戦が実現された。
結果はご存じの通り、D.Cの優勝で幕を下ろしたが、JOYも、先日のPUMA CUPでは地域リーグ勢唯一となったF喰いを果たしたPraiaGrande(東海・静岡)を予選リーグで5-2と下すと、存分に持ち味を活かしてここまで勝ち進んだ。昨年まではシュライカー大阪の前身である、MAG'Sが2大会連続の準優勝、3位入賞でも昨年がCASCAVEL KANSAI、一昨年がカンカンボーイズ、一昨昨年にはK'ntetsu Futsal Clubと、関西リーグの高い壁をようやく乗り越えての出場を果たして掴んだ結果は、6回7回大会でのMAG'Sと並び、関西勢最高の結果となった。

決勝戦が終わると、こういったアマチュアの大会では非常に珍しいと言える『ユニフォーム交換』が行われた。
プロや実業団チームとは違い、ほぼ自分達で金銭的なやりくりをしているであろう彼らにとっては、ユニフォームを交換するという事は、その後、自らのユニフォーム費用を負担すると言うことを意味する。
それでも尚、相手へのリスペクトを大切にしたかったのであろう彼らの行動に、『それぞれの地域を代表する』大会の締めくくりに相応しく、優勝、準優勝という結果以上の素晴らしさを感じた。
JOYの8番大谷が、相手ベンチへゆっくりと向かい、D.Cの7番佐々木に静かに歩み寄ると、ユニフォーム交換を申し出て、またD.Cの9番菅原は、JOY10番大谷と交換したユニフォームを自らの表彰式での写真撮影にも掲げる事で、相手へのリスペクトを表した。

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また、表彰式に残ったシャークスの応援団が、3位と健闘した自チームへのエールを行うと、その後優勝したD.Cへのエールを行うなど、選手、チームだけでなく、それぞれが『地域の代表』としての素晴らしい立ち振る舞いを見せたことも、非常に大きな意味があったと思う。

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予選敗退し、この日のピッチにこそ立てなかったが、北信越地域代表のcabella niigata F3は、PUMA CUPと同じく、チームは0-4とPraiaGrandeに敗れるも、観客席では、1人が太鼓を叩き、1人が応援歌を歌い続け(それも1試合ずっと途切れることなく)たった2人ではあるが、人数など感じさせない程の応援で、チームの力になり続けたという意味でもまさしく『サポーター』と呼ぶに相応しい姿だった。彼ら(彼女ら)も選手と一緒にこの大会を戦い続けた1人であった。
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全日本では訳あって3日目のピッチにこそ立つことは出来なかったが、それでも2日目のピッチに立った、大谷真一(JOY)が、自身のブログでも、『人は1人では生きて行けない』と書いたように、それぞれがそれぞれのメンバー、応援してくれる方々、友人、兄弟、家族の支えがあってこそ、フットサル活動を続けられるのだろう。
それは練習や試合にプライベートのほとんどを割き、いやそれ以外の時間さえ割いて活動を続けたであろう彼らが言うからこそ、重い言葉だと感じる。
それを態度で表すかのように、兄弟である大谷純一は、得点王の表彰時、スタンドへ向かい景品を掲げると深々と、そう、まさしく言葉通り深々と腰を折り、頭を下げた。

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選手、スタッフ、サポーター達の、様々な想いが詰まったこの大会は、無事終了となった。
先のブログでも書いたが、こんな素晴らしい大会である。出来ることならばもっと観客席が賑わって欲しいと思う。それでも少ない観客の中に、サッポ監督(日本代表)の姿があったり、昨日はマリオ館山監督(名古屋オーシャンズ)が、1人でも観戦に来て試合を見つめているのを見かけると、Fリーグだけでなく、地域CL (の選手)も捨てたものじゃないんだぜと、やはり嬉しくなる。

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マラソンの沿道に多くの観客が詰めかけ、その姿を見ようとするように、ここにも一生懸命ゴールを目指すひたむきさが必ずある。
周囲の人に「一度フットサル観に行きませんか?」と誘っても、決して損はさせない戦いが見せられるはずだ。
それは、きっと彼らが、相手との戦いの前に自分自身との戦いを制して来たからこそ見せられる、そういう何かを持っているからではないかと、今回の地域CLで改めて気付かされた。
試合が終わっても、華やかでも煌びやかでも無かったかもしれないが、静かではあったが素晴らしい表彰式であった事を、どうしてもここに付け加えたく、取材後記として掲載とさせて頂く事にした。

選手はもちろん、チーム関係者の皆様、各地域協会の皆様、運営者及び運営お手伝いの皆様、審判、ファンや観客の皆様、そしてチームや選手を支え、快くフットサルに送り出して下さった、サポーターやご家族の皆様、一年間本当にお疲れ様でした。
また来る新シーズンでの、皆様の『フットサルライフ』を見られることを楽しみにしています。

一年間のシーズンを終えて フットサルライフ


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優勝のD.C Asahikawa FutsalClub(下)とサポーター(上)と、サッポ監督(写真上右から2人目)


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準優勝のJOY FUTSAL CLUB KIMURA SPORTS(下)とサポーター(上)


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3位のSHARKS(下)とサポーター(上)


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3位のFUGA MEGURO(下)とサポーター(上)

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