
オープンマインドで行こう!
[第1回 コーチの役割とは?]
「ジュニアコーチングのコラムを連載しませんか?」
今回、フットサルライフさんよりご依頼を受け、連載のコーナーを受け持つ事になった。
主観的ではあるが子供向けスクールの指導をするにあたって普段感じたこと、思っていることをこれから書いていきたいと思う。
このコラムを読まれる方の中には実際に子供のコーチングをしている方もいるとは思うが、もちろん指導に対する理念や信念は指導者によって違うものであり、それぞれの考え方や形があって当然だと思っている。
おこがましいかもしれないが、もしこのコラムを読んで自分の考えを再認識して頂く機会となれば幸いである。
さらに、こういったきちんとした形で文章を書くことについても、なにぶん不慣 れであるので、少々読みづらい箇所もあるかとは思うが許して頂きたい。
私は現在、愛知県大府市、三重県桑名市・四日市市(今年鈴鹿も開校予定)で小学生対象のフットサルスクールを展開している。
子供に対してコーチングをするという事には、いまだに、とまどいと発見、そして喜びの連続であり、終わりのない非常に深い営みであるという事を、常々感じている。
そこで初回となった今回は、「コーチの役割とは一体何なのか」を考えてみたいと思う。
以前、日本サッカー協会のライセンス取得講習にて、インストラクターの方より受講者に向けこんな質問がされた。
「あなたにとってサッカーとはなんですか?」
受講者のある人は「サッカーとは戦いです。」
またある人は「サッカーはぼくにとってご飯です。」(おそらく三度の飯ほど好き、なくてはならない、という意味だろう)
というさまざまな答えがでてきた。
もちろんフットボールに対する価値観みんなそれぞれ違うものである。
そしてその質問は私にも投げかけられた。
私の口からとっさにでた言葉は
「楽しいスポーツです」
ありきたりではあるが、とっさに出てきたものというのは、意外と本質を捉えていることが多い。
自分の出した答えについて、あとからよく考えてみた。一体、フットボールの「何」が楽しいのだろうか?と。
出てきた答えは、やはりゲーム性・駆け引きがその魅力であり、楽しさだという結論に至った。
日本人選手と世界のトップレベルの国の選手との、大きな違いのひとつとして、私は「駆け引き上手」かどうかが挙げられると思う。
そしてその駆け引きを、うまく体現できる技術があるかどうかが大切であるとも思う。
足技や基本トレーニングを単純に比べれば、日本人と外国人の差はあまり無いと思うし、むしろ日本人の方が優れているかもしれないとさえ感じる。
しかし、それが『実戦で生かせる技術であるかどうか』こそが、重要な事なのではないだろうかと思う。
よく、「小学生の年代は神経系統が発達する。」といわれる。
子供のうちにフットボールの魅力が一杯詰まっているフットサルをする事で、駆け引きの楽しさを覚えながら、それに伴う、必要とされる技術を自然に習得していくことがベストだと私は考える。
そして、つきつめれば「コーチの役割」とは、どんなに初心者の子供に対しても、上手な子供に対しても、いろんな形でフットボール(サッカー・フットサル)の持つ魅力と楽しさを伝えることであり、逆に言うと自分で考えて駆け引きをし、それに夢中となっている子供がいるとしたら
実は、コーチとしての役割は既に、8割、9割は終えているのかもしれない。

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