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● 2008年5月 1日
連載コラム 『オープンマインドで行こう!』第2回
● 2008年4月 3日
連載コラム第1弾 『オープンマインドで行こう!』第1回
2008年5月 1日
連載コラム 『オープンマインドで行こう!』第2回
オープンマインドで行こう!
[第2回 個の育成]
今回のテーマは
「個の育成」
についてすこし書かせていただきたいと思う。
ジュニア年代の育成でよく、
「個を伸ばす」
という言葉が掲げられるが実際に我々のスクール活動においても
「個人技術の習得」
を一つの目的としている。
小学生の時期においては、ゴールデンエイジという言葉があるくらい、神経系統の発達が著しい為、このタイミングでいろいろな動きやボールフィーリングのトレーニングが最適と言われている。
しかし、よく偏りがちなのが、
「個の育成=ドリブラーを作る」
という考え方である。確かに最近のサッカー日本代表のゲームを見る限り突破口をドリブル突破で切り開くような選手が少なく、たまにそういう若手の選手がでてくると新鮮に感じることがある。
だが、トレーニングの内容として最初から最後までジグザグドリブル、ゲームに入ってもパスをすると怒られる、というような強制的な指導がたまに耳に入ってくる。
皮肉なもので一昔前は
「ボールを持つな、とにかく前へ蹴れ!」
というような指導がまかり通っていたような気がする。
「パスをするな」
という指導と
「ボールを持つな」
という指導は正反対ではあるが、結局のところは同じなのではないだろうか。
そこに選手の選択肢や創造性はなく、選択肢や創造性がなければ前回のコラムでも述べたフットボールの魅力である
「駆け引き」
の全体像を知ることができない。
世界でも個人の技術の水準が高いとされるブラジルにも私は現在に至るまでに3 回ほど行き実際にジュニア年代の指導風景を見てきたが、特にジグザグドリブルをひたすら練習するような光景は見られなかった。
実際にブラジル人のプロ選手の中にもドリブルが得意でない選手もいたのである。
一つ言えることは、日本に比べてフットボール人口が格段に違うこと。底辺が広いのである。その中でドリブルが得意な子、シュートが得意な子、バスセンスが光る子などをしっかりと吸い上げれるシステムと
フットボールを知っている指導者や眼の肥えた大人達
(そこらへんの何をしているのかわからないおっちゃんも含めて)の存在が大きい様に感じられる。
そしてもう一つ、「歴史がある」といってしまえば話が終わってしまうのだが、私が感じたかとは子供達がクリエイティブなプレーをする選手を身近に観ることができるのである。これは子供にとって一番の刺激なのであり、最高の教科書である。それをまねして育った大人をさらに次の子供がまねをして、積み重ねられたのがフットボール大国ブラジルである。
個人技術にもドリブルだけでなくパス、シュートを含めたいろいろなキックの種類やフットボールを楽しむ上で必要とされる技術はいっぱいある。
「ドリブルができればなんでもできる」
という考えは、やはりフットボールをある一面でしかとらえていないような気がする。
強制的にではなくいろいろな技術を子供達に紹介し好きなプレーや得意なプレー選択させ、さらにその技術をゲームという駆け引きに活かすやり方を考えさせることが大事だと私は考える。
フットボールの根本をとらえず、偏った角度からの一面しかとらえていない指導をしている以上、日本は本当のところの強さは身に付かないと思うし、私自身も「これでいい」と思わずに常に勉強をしていきたいと思う。
2008年4月 3日
連載コラム第1弾 『オープンマインドで行こう!』第1回
オープンマインドで行こう!
[第1回 コーチの役割とは?]
「ジュニアコーチングのコラムを連載しませんか?」
今回、フットサルライフさんよりご依頼を受け、連載のコーナーを受け持つ事になった。
主観的ではあるが子供向けスクールの指導をするにあたって普段感じたこと、思っていることをこれから書いていきたいと思う。
このコラムを読まれる方の中には実際に子供のコーチングをしている方もいるとは思うが、もちろん指導に対する理念や信念は指導者によって違うものであり、それぞれの考え方や形があって当然だと思っている。
おこがましいかもしれないが、もしこのコラムを読んで自分の考えを再認識して頂く機会となれば幸いである。
さらに、こういったきちんとした形で文章を書くことについても、なにぶん不慣 れであるので、少々読みづらい箇所もあるかとは思うが許して頂きたい。
私は現在、愛知県大府市、三重県桑名市・四日市市(今年鈴鹿も開校予定)で小学生対象のフットサルスクールを展開している。
子供に対してコーチングをするという事には、いまだに、とまどいと発見、そして喜びの連続であり、終わりのない非常に深い営みであるという事を、常々感じている。
そこで初回となった今回は、「コーチの役割とは一体何なのか」を考えてみたいと思う。
以前、日本サッカー協会のライセンス取得講習にて、インストラクターの方より受講者に向けこんな質問がされた。
「あなたにとってサッカーとはなんですか?」
受講者のある人は「サッカーとは戦いです。」
またある人は「サッカーはぼくにとってご飯です。」(おそらく三度の飯ほど好き、なくてはならない、という意味だろう)
というさまざまな答えがでてきた。
もちろんフットボールに対する価値観みんなそれぞれ違うものである。
そしてその質問は私にも投げかけられた。
私の口からとっさにでた言葉は
「楽しいスポーツです」
ありきたりではあるが、とっさに出てきたものというのは、意外と本質を捉えていることが多い。
自分の出した答えについて、あとからよく考えてみた。一体、フットボールの「何」が楽しいのだろうか?と。
出てきた答えは、やはりゲーム性・駆け引きがその魅力であり、楽しさだという結論に至った。
日本人選手と世界のトップレベルの国の選手との、大きな違いのひとつとして、私は「駆け引き上手」かどうかが挙げられると思う。
そしてその駆け引きを、うまく体現できる技術があるかどうかが大切であるとも思う。
足技や基本トレーニングを単純に比べれば、日本人と外国人の差はあまり無いと思うし、むしろ日本人の方が優れているかもしれないとさえ感じる。
しかし、それが『実戦で生かせる技術であるかどうか』こそが、重要な事なのではないだろうかと思う。
よく、「小学生の年代は神経系統が発達する。」といわれる。
子供のうちにフットボールの魅力が一杯詰まっているフットサルをする事で、駆け引きの楽しさを覚えながら、それに伴う、必要とされる技術を自然に習得していくことがベストだと私は考える。
そして、つきつめれば「コーチの役割」とは、どんなに初心者の子供に対しても、上手な子供に対しても、いろんな形でフットボール(サッカー・フットサル)の持つ魅力と楽しさを伝えることであり、逆に言うと自分で考えて駆け引きをし、それに夢中となっている子供がいるとしたら
実は、コーチとしての役割は既に、8割、9割は終えているのかもしれない。
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